行政書士試験|商法は捨てていい?

行政書士試験|商法は捨てていい?【結論:過去問レベルで十分。ただし完全放棄はNG】

行政書士試験の受験生が必ず一度は検索するテーマが
「行政書士 商法 捨てていい?」です。

結論から言います。

商法(会社法)は「過去問で出ている範囲を理解すれば足りる」。
ただし、完全に捨てるのはおすすめしません。

その理由を、配点・学習コスパ・試験戦略の観点から解説します。


目次

行政書士試験における商法・会社法の配点はどれくらい?

まず、数字を正確に押さえましょう。

商法・会社法の配点

  • 出題数:5問
  • 1問4点 × 5問=20点
  • 試験全体:300点満点
  • 配点比率:約6.7%

以上からすれば、 行政法(112点)、民法(76点)と比べると、
明らかに比重は低い科目です。


商法が「コスパが悪い」と言われる理由

① 条文数が異常に多い

  • 会社法だけで 900条以上
  • 民法・行政法と比べても条文量が圧倒的

② 学習負荷に対して配点が低い

  • 膨大な条文・制度理解が必要
  • それでも得点できるのは 最大20点

このように
「時間をかけてもリターンが小さい」
これが、商法が“捨て科目候補”と言われる最大の理由です。


それでも「過去問レベルで十分」と言える理由

商法は出題パターンが非常に固定的

  • 機関設計(取締役・株主総会)
  • 株式・新株発行
  • 設立・組織再編の基本論点

これらは 過去問を見ればほぼ毎年繰り返し出題されています。

深掘り学習は不要

  • 判例の細かい理解
  • 条文の枝葉末節
    行政書士試験では不要

「過去問で出た論点が説明できる」レベルで十分です。


では、商法は捨てていいのか?

結論:完全に捨てるのはおすすめしません

理由はシンプルです。

詳しくは以下の動画でも解説しております。


商法は「保険科目」になるから

行政書士試験は相対試験ではなく絶対評価です。

  • 民法で想定外に落とした
  • 行政法でケアレスミスをした

そんな時に、

商法で+8点、+12点取れるかどうか

が合否を分けるケースは、実際に毎年あります。


商法を捨てると起こる最悪のパターン

  • 民法・行政法で失点
  • 商法は完全ノー対策
  • 回収できる点数がどこにもない

👉
「あと4点あれば合格だった」
この状態を作りやすいのが、商法完全放棄です。


商法のおすすめ学習スタンス【現実的戦略】

✔ 完全理解を目指さない
✔ 条文を全部覚えない
✔ 過去問ベースで論点を限定

目標点

  • 5問中2〜3問正解(8〜12点)

これで十分です。


まとめ|商法は「捨てる」のではなく「割り切る」

最後に整理します。

  • 商法・会社法の配点は 20点(約6.7%)
  • 条文数が多く、学習コスパは悪い
  • 過去問の出ている範囲だけ理解すれば足りる
  • ただし、完全放棄は合格リスクを高める
  • 商法は「失点をカバーする保険科目」
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この記事の監修者

大山 悠太(おおやま ゆうた) 大山 悠太(おおやま ゆうた) 大山ゼミナール代表講師

【経歴】
2014年12月:宅地建物取引士大学在学中合格(独学3ヶ月)
2016年4月:同志社大学法学部法律学科卒業後、新卒で不動産デベロッパーへ入社。入社後はマンション売買営業、人事部で新卒採用業務に従事。
2018年1月:行政書士試験合格(独学6ヶ月1日1時間1発合格)
2019年5月:退職後、リンクス綜合法務行政書士オフィス開業
2022年6月:行政書士事務所を経営しながら、司法試験予備試験短答式試験合格
2022年11月:司法試験予備試験論文式試験民法上位4.6%
2022年12月:行政書士試験オンラインスクール開校(大山ゼミナール)
2023年1月:行政書士法人クローバー法務事務所へ法人化
【日本行政書士連合会登録番号】
第19261116号

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